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ついに省略していないコードに取り組む!①まずはコードの呼び方から【初心者即興講座!2 – 2】
2016/10/03
今回からコードの細かい話をしていきたいと思いますが、その前にまずコードの読み方からいきたいと思います。
いきなりややこしい話なんですが、第2章でメインとなるコードとスケールの話はこの辺は避けて通れないので、ゆっくり噛み砕いて書いていきます。
メジャーやマイナー等の呼び名について
ここまで、呼び名についてはややこしくなるのでなるべく書かないようにしていました。
書いてもマイナーだけだったと思います。
そこを斬り込みます。
あまり日本語の音楽用語は使いたくないですが、話の便宜上、今回は「長調と短調」を使います。
「メジャー」と「マイナー」コードとスケールでそれぞれの意味
同じように一つの言葉いくつかの意味を持つ話が何度かあったかと思いますが、ここでも一つの言葉が二つの意味を持ってます。
突き詰めれば一緒なのかもしれませんが、一般的にはコードとスケールで違う意味を指します。
が、初心者にはわかりづらい話です。
Cが「ド」であり「コードのC」でもあり「スケールのC」でもあるように、
コードの呼び名の「メジャー」と「マイナー」、
スケールの中での「メジャー」と「マイナー」の意味合いが違います。
コードの「メジャー」と「マイナー」
「コードのC」で例えると、
「Cm」
「CM7」
「CmM7」
この辺が「メジャー」と「マイナー」な呼び名が入る代表的なコードでしょうか。
順番に呼び名を書くと、
「Cm」= シーマイナー
「CM7」= シーメジャーセブンス
「CmM7」= シーマイナーメジャーセブンス
案外ややこしいのは、「C」と「Cm」を並べたときに、
「シー」と「シーマイナー」と呼んで、
「シーメジャー」と「シーマイナー」と呼ばないことかとも思います。
「M」はメジャーと呼ぶ
メジャーと呼ぶのは、
「CM7」= シーメジャーセブンス
が代表的です。
大文字のMです。
後にもっと細かく説明するつもりですが、「CM7」は「コードのC」に「7が半音上がった音をプラス」のコード意味です。
「M」はメジャーと読みますが、「メジャー = 長調」みたいな意味はまったくありません。
ですので、
「CmM7」= シーマイナーメジャーセブンス
みたいなコードが出てきてもおかしくはないのです。
学校で習った感覚だと、「メジャー = 長調」と「マイナー = 短調」は別じゃないの?
かと思うのですが、それはスケールでの話です。
学校で習った「メジャー = 長調」と「マイナー = 短調」は、スケールまたはキーの中の話です。
今は「コードの呼び名」の話なのです。
ややこしいですね。
分解して読んでみる
なんとなく、スケールまたはキーとかの話ではないことはわかってもらえましたでしょうか。
あくまでもコードは呼び方が紛らわしいものが、くっついているだけなんです。
試しに単語を分解して、もう一回さっきのコードを見てみましょう。
「Cm」= シー、マイナー
「CM7」= シー、メジャー、セブンス
「CmM7」= シー、マイナー、メジャー、セブンス
他にもよく出てくるコードを足してみます。
「Cm7」= シー、マイナー、セブンス
「CM9」= シー、メジャー、ナインス
「Cm7♭5」= シー、マイナー、セブンス、フラット、フィフス
「Csus4」= シー、サス、フォース
どんどん単語がくっついていってることをわかってもらえましたでしょうか。
コードで出てくる言葉は、全て最初のアルファベットに単語を足していって意味をなします。
コードがたくさんあるわけではない
あくまで最初のアルファベットに単語がくっついて行っているだけです。
上記の例に出している「コードのC」の群は、
単音の「C = ド」にあと何をつけていくかの説明で、それが「コード」と呼ばれています。
あくまで、コードの読み方です。
長調、短調ではないです。
最後に
いやーわかりづらいですよね。
説明する方も頭がこんがらがります。
でも話は案外シンプルなんです。
本文でも出てきたように、違う意味を持つ同じ言葉が、音楽には、いっぱいあり過ぎなんじゃないかと。
とりあえず、第2章は角度を変えながら同じような話を説明しようと思ってますので、ゆっくり読んでみてください。
主にキーボードとギターの
初心者がなるべく簡単に即興(セッション)演奏を目指す講座!
Introduction この企画の概要は、前編のこちらをご参照ください。
Series 1 主にコードを簡単にして覚える内容 - 初級者向き
Series 2 主にスケールとコードを覚えて伴奏に幅をつける内容 - 初〜中級者向き
用語集ではないです。
実践と、理論も少し踏まえ、最短で即興やコピー演奏のアレンジできるようになるところを目指します。
「楽しい音楽人生には、ここまで出来ればいいのでは」が目標の初心者講座。
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