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ギターのコードは同じ型で横移動。コード内の相対的な音の関係は一緒です【初心者即興講座!1 – 5】
2016/09/29
今回はギターのコードの話がメインです。
ギターコードは、人差し指でガバッと全部の弦を押さえる「セーハ」は最初の壁ですが、そこを超えるとギターのコードは比較的パターン化されていて覚えやすいです。
そのパターンについての話です。
ギターコード一覧を見て気がつく共通点
一般的なコードブックには、同じコードで3つの押さえ方が載っているのではと思います。
「ただでさえコードがいっぱいあるのに、さらに何で3つづつもあるんだ。。」
と思わなくもないですが、ギターの場合パターンを覚えると、キーボードに比べ覚えるのが圧倒的にラクです。
例えば「コードのC」
代表的な3つのコードを見てみましょう。
開放弦を混ぜた「コードのC」
3フレット目を起点の「コードのC」
8フレット目を起点の「コードのC」
さらに、例えば「コードのG」
こちらも代表的な三つ。
開放弦を混ぜた「コードのG」
3フレット目を起点の「コードのG」
10フレット目を起点の「コードのG」
もう一つ「コードのE」
この講座では初めての登場の「E」も例にします。
開放弦を混ぜた「コードのE」
4フレット目を起点と「コードのE」
こちらの4フレット目を基準とした「E」はコードブックによっては出ていないかもしれませんが、コードとしては存在します。
ちょっと押さえるのが難しので、ひとまず参考としてください。
7フレット目を起点と「コードのE」
上記3つ×3つのコード共通点はなんでしょう?
音云々よりも絵として見るとわかりやすいと思います。
型は一緒で左右に動かすだけのギターコード
主に2つがよく出てくるのがわかります。
5弦がスタートとなる型
6弦がスタートとなる型
もうひとつあったかと思いますが、使う頻度も低いし押さえるのが難しので、上記二個覚えれば十分です。
上記二つをもう少し掘り下げます。
コードのAを代表とする5弦がスタートとなる型
コードのA
Aは、弾いているとわからないかもしれませんが、フレット0の解放弦の位置には、見えない人差し指がガバッと押さえてくれていると思うとわかりやすいのではと思います。
コードのC
コードのE
コードのEを代表とする6弦がスタートとなる型
コードのE
Eも、弾いているとわからないかもしれませんが、フレット0の解放弦の位置には、見えない人差し指がガバッと押さえてくれているイメージです。
コードのG
コードのC
このページにあった画像を使い回しただけなので、もちろん上記だけではありません。
C、
C#、
D、
D#、
E、
F、
F#、
G、
G#、
A、
A#、
B
全てが持っている型です。
簡単!ラク!
だと思いませんか?
ガバッと押さえる「セーハ」の壁は超えないといけませんが、そこを越えれば一気にほとんどのコードを覚えられます。
低いフレットで押さえるか、高いフレットで押さえるかだけの話です。
キーボードのように黒鍵がないので、ややこしい白か?黒か?を考える必要がありません。
右にひとつ進めば半音上がるだけ!
「m」マイナーの型も単純です
そして、この流れでもう一つ覚えましょう。
こちらの記事「コードの丸暗記はある程度必要です。でも省略OK!7やら9やらはとりあえず無視!【初心者即興講座!1 – 2】」でお伝えしたように、最初はCとCmの二つを覚えましょうと書きました。
ですので「m」(マイナー)のほうも覚えてしまえばコードブックがなくとも、もう弾けるようになってしまいます。
中指のところを半音下げるだけの「m(マイナー)」
型で先にお伝えするとこんな感じです。
5弦がスタートになる「m」マイナーの型
6弦がスタートになる「m」マイナーの型
6弦の場合は中指は使わなくなる型になるかと思います。
5弦がスタートになる「m」マイナーの型の例
いくつか例をあげてみます。
コードのAm
コードのCm
コードのEm
言葉で表現すると、下から二個目の音を半音下げると言った感じでしょうか。
6弦がスタートになる「m」マイナーの型の例
コードのEm
コードのGm
コードのCm
こちらは言葉で表現すると、前述のように「中指はなし」です。
これでコードブックはなくてもある程度弾ける!
さてこれで、こちらの記事「コードの丸暗記はある程度必要です。でも省略OK!7やら9やらはとりあえず無視!【初心者即興講座!1 – 2】」で出てきた最初に覚えるコード、
C、Cm
C#、C#m
D、Dm
D#、D#m
E、Em
F、Fm
F#、F#m
G、Gm
G#、G#m
A、Am
A#、A#m
B、Bm
を一気に覚えてられたのではと思います。
それぞれのコードにある他の押さえ方は、ゆくゆくゆっくり覚えればいいのです。
まずは、上記でいろいろ弾いてみましょう!
ビートルズのLet it be
Let it beの経過音も全部上記で弾けます。
A#、A#m(B♭、B♭mでもある)のところとかビートルズのコードのかっこよさがよくわかる楽しいコピーになるのではと思います。
最後に
今回はギターの話だけになってしまいましたが、キーボードの方も参考に目を通してもらえると、応用が聞いて面白いのではないかと思います。
弾いている音は同じ12音ですので同じと言えば同じです。
違うのは楽器だけですので。
主にキーボードとギターの
初心者がなるべく簡単に即興(セッション)演奏を目指す講座!
Introduction この企画の概要は、前編のこちらをご参照ください。
Series 1 主にコードを簡単にして覚える内容 - 初級者向き
Series 2 主にスケールとコードを覚えて伴奏に幅をつける内容 - 初〜中級者向き
用語集ではないです。
実践と、理論も少し踏まえ、最短で即興やコピー演奏のアレンジできるようになるところを目指します。
「楽しい音楽人生には、ここまで出来ればいいのでは」が目標の初心者講座。
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