トップページ » Apple Motion » Apple Motionリプリケータで幾何学的に図形を動かす TechHouse02編
Apple Motionリプリケータで幾何学的に図形を動かす TechHouse02編
2016/09/26
前回に続き、処理が比較的軽いApple Motionのリプリケータの制作メモです。
前回よりも踏み込んで【シェイプ】のスパイラルをいじっています。
完成品
終了時のファイル状況はこんな感じでした。
基本設定
まずは元になるソースの作成。
今回は「円」にしました。
通常の矩形ツールでシフトを押しながらの描写で正円にしてます。
バーストならスパイラルの方がいい?
ひとつ気がついたんですが、
【シェイプ】の「スパイラル」と「バースト」
違いは、ツイストの項目があるなしだけです。
ツイストは、中心点から複製されていく図形の表示軌道の曲がり具合で、今回の映像だと、
ツイスト:0.25
ツイスト:0.47
こんな感じです。
0にしておけばまっすぐな「バースト」と同じなので、「スパイラル」を使う方が調整項目が多くて便利かと思います。
序盤はリプリケータコントロールのみ
この足が増えていくのは、普通に「アームの数」をキーフレームで増やしています。
1.0 → 8.0 まで、整数になった時にアームが増えるので上記のようにカクカクしてますが、曲の小節数と合わせればタイミングが合い便利です。
ここのところ曲に合わせたアニメーションを作っていて思いますが、リズムに合わせたアニメーションだと、曲の成分で合わせるイメージでしたが、テンポ情報を軸にしたほうが便利な気がしてきました。
このままApple motionでVJをやる訳ではないので、音楽データとリンクしている必要はないんだなと思いました。
そう見えればいいのかなと。
オフセットで折り返し
その後はまだリプリケータコントロールを動かしてます。
「オフセット」で結構雰囲気が変わるので、この辺りは主にオフセットでの動きの描写といったところです。
色替え
回転しながら真横になった瞬間に色を変えています。
色変えはセルコントロール内の【カラーの範囲】と【カラー】あたりですが、
最初、右上にキーフレームのボタンがあったため、こちらでプリセットを変えることをやったんですが上手くいかずで、間違えてつけちゃったキーフレームボタンかと思いましたが、【カラー】自体ににもキーフレームボタンがあったのでこちらでやったら上手くいきました。
この場合、
各色のボックスにそれぞれキーフレームを打つ形でした。
カラーバーの上の段の不透明度ボックスもキーフレームが打てるので、ここのカラー設定だけでも結構色々できるかもしれません。
中盤以降
派手にガンガン回っていますが、最初は色ももっとカラフルで、さらにもっとサイケで目が痛い感じでした。
さすがにこれではと思い、少し抑え気味にしたのが仕上がり映像です。
基本的にはビヘイビアの反復を使い、
リプリケータコントロールの【アームあたりのポイント数】を曲のテンポに合わせて動かし、
その他は、キーフレームでいろんな値をゆっくり動かしている感じです。
そうすると、少しづつ違った描写でテンポに合わせて動いているように見えるのではと思います。
波形の違いでイージング
終了間近の中心から円で囲む丸の動きですが、試しに【波形】を「のこぎり」にしてみました。
たぶん例えはあってると思いますが、動きの増減のイージングと同じ意味合いだと思います。
DTMでの曲制作だと、音色の調整でVCOというのがあって結構メインで使われます。
そこで出てくるのはこんな波で、motionの反復ビヘイベアではこの感じで動きがつくよってことかと思います。
といったところで今回の映像のポイント紹介終了です。
最後に
文中でも触れましたが、動きをつけるのは、オーディオに合わせるというより、オーディオのテンポと同じ感覚の数値を使うことだと思いました。
もしVJで音に合わせるとなっても、音から抽出のイメージよりテンポ情報をプログラムの軸にすべきなのかなと。
早く時間を使ってQuartz Composerをいじりたいです。
似た内容のおすすめ記事