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簡単なコードの曲ならもう弾けるはず!ビートルズのGet Backを弾いてみる【初心者即興講座!1 – 3】
2016/09/25
コード一覧を手に入れ、前回のコードの省略がなんとなく理解できたら、ちょっと試しに弾いてみましょう。
なんとなく理解できていればいいです。細かいことは後から覚えれば大丈夫です。
ひとまず弾いてみましょう。
習うより慣れろです。
驚異的にコードの少ないGet Back
かなりたまたまだったんですが、このGet Back、前編にも書いたコピーバンドでの演奏課題の1曲目でした。
Get Back – The Beatles
若い方は馴染みがないかもしれないので、その場合は自身で簡単な曲を探していただくしかないのですが、この曲のように1950〜1970年代あたりの有名な曲は比較的CMなどにも使わていて、いつの間にか知っていることも多いので狙い目かと思います。
その他でパッと思いつくところでは、映画としても有名な、
Stand By Me – Ben E. King
もかなり簡単なコードの繰り返しです。
ひとまず曲のコード譜を手に入れましょう
「Get back コード」とかで検索してもたくさんサイトもありますし、冊子のバンドスコア等を買えば細かなプレーまで知ることができますので、まずGet backのコードを手に入れてください。
メインの要素は二つ
A-メロ、サビとも「A A D A」ほぼこのコード進行のみです。
たまに盛り上がりとして「G D」という、「リフ」とも言ったりするようなコードが入る程度です。
ですので、「A D G」のコードを覚えれば弾けることになります。
コードを見てみましょう。
キーボードの場合
コードの「A」
コードの「D」
コードの「G」
前回の記事で細かく書いていますが、A7 とか A6 とか譜面に出ていてもすべて「 A 」でいいです。G/Aとかあった場合は「 G 」でいいです。
今はまだ省略でいいです。
ギターの場合
コードの「A」
コードの「D」
コードの「G」
ロックっぽく弾くなら上記のフォームがいいんじゃないでしょうか。
ギターはコードブックによって表記が違うことも多いですが、弾いてみて曲に合うと思うものを選べば問題ないです。
あとは弾き方のニュアンスでかなり曲に色が付いているので、その辺を曲に合わせてなんとなく弾いてみたりすると、同じコードでも弾き方のバリエーションがあることに気がつくと思います。
別の言い方で言えば、弾き方の違いでノリをつけてるとも言えます。
他の言い方では、弾き方のニュアンスで曲のアレンジをつけているとも言えるかと。
習うより慣れろ、まずは簡単な曲をコピー
ここまで弾いてみて疑問に思ったことや、よくわからなかったことも多いと思います。
でも大丈夫です。そのうちわかります。そのぐらいの軽い気持ちでいいです。
なによりもう「 A 」は覚えたでしょうから、一つ進んだのは間違いありません。
「 A 」というコードを覚えたらどこまでもAはAなのです。
別の曲でも、他の楽器でも、コードのAは共通です。
押さえ方や弾き方は違うでしょうが、なっている音は「A C# E」の三つの音のコードです。
三つの音のハーモニーがコードの「 A 」です。
AとAmは違います
念のためですが、前回の記事でも書きましたが「 A 」と「 Am 」は違いますのでご注意を。
どんなに省略しても、Aのあとの小文字のmは省略できませんので、そこだけはお気をつけください。
簡単な曲や、簡単な部分だけでも弾いてみましょう
楽器演奏を学ぶと言うと、どうも難しい理論が先に立ってしまうことが多いですが、それよりも大事なのはできる範囲で楽しく弾くことです。
有名なビートルズの曲を、なんとなくでももう弾けるのです。
やってみて生まれた疑問は、これからクリアすることでもっと上手くなります。
ちょっと難しい音楽理論もあったりしますので、焦らず、楽しんで弾くことを心がけましょう。
冒頭で紹介した「Stand By Me」などは「A F#m D E」だけです。
パターンがほぼずっと一緒なので、歌いながら弾くこともすぐできるでしょう。
まずはこういった曲から、コードに、演奏に慣れていってもらえたらと思います。
今回はこの辺で。
次回ももう少しコードのことを書こうと思います。
最後に
実は最初はもっと音楽理論の話だったんですが、書いていてもうワンクッションあるべきかなと思い書き直しました。
自分も最初は、簡単な弾き語りからスタートして楽しさを覚えたので、その辺を先に紹介するべきかと思いました。
ちょうどGet backが練習曲だったのは本当ありがたいかもです。
主にキーボードとギターの
初心者がなるべく簡単に即興(セッション)演奏を目指す講座!
Introduction この企画の概要は、前編のこちらをご参照ください。
Series 1 主にコードを簡単にして覚える内容 - 初級者向き
Series 2 主にスケールとコードを覚えて伴奏に幅をつける内容 - 初〜中級者向き
用語集ではないです。
実践と、理論も少し踏まえ、最短で即興やコピー演奏のアレンジできるようになるところを目指します。
「楽しい音楽人生には、ここまで出来ればいいのでは」が目標の初心者講座。
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