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黄金比はモーショングラフィック映像に使えるか?
2016/09/14
ilyl music用のサンプル映像は簡単に作るつもりでしたが、やりだしたら面白くて、だいぶ時間が使ってしまってます。
面白いし技術が上がるのはいいんですが、もう少し作り方を絞らないと本業の作曲がどうも進まないので考えました。
そこで考えたのは基準。
基準に沿って作ればいいのではと。
デザインで慣れ親しんだ黄金比を使えないか考察しようと思います。
黄金比 a : b = b : (a + b)とは?
黄金比でググると、これでもかと検索にかかるので詳細はそちらを見ていただくとして、簡単にいうと「1:1.618」というやつです。
中心の辺り比率が合ってないのは画像のpxで切り良い数字で作ってるためです
厳密にはa : b = b : (a + b)の公式で割り切れないので、だいたい1:1.618みたいです。
紙のデザイナーだった頃、実はけっこうお世話になっていて、制作時間の短縮や精度アップに一役買ってくれていました。
その他の主だった比率等
似たようなやつはたくさんあって、
・紙のA4やB5などにある
= 1:1.414
・アカデミーアパーチュア(昔の映画の画面)
= 1:1.33
・3のルート
= 1:1.732
・ワイドスクリーン
= 1:1.85
・フィボナッチ係数
= 1 2 3 5 8 13 21 34 55 89 144
フィボナッチ係数はちょっと勝手が違って、最初の数字と次の数字を足していって増やしていく比率みたいな集合みたいなやつで、後ろの数字を前の数字で割った答えがだんだん黄金比1.618に近づいていくというやつです。
例)1+2=3+2=5+3=8….
例)3/2=1.5、5/3=1.67、8/5=1.6….
あと、黄金比の角度は137.5°で、木の枝なんかはこの角度で、一番他の枝と当たらない方向へ生えるらしいです。
あたりを昔良く使っていて、10年以上前にメモった使えそうな比率の一覧を残してます。
これを映像に利用してみます。
さてどう使おうか
とはいえ、動いているものは比率とかより軌道とかでsin、cos、tanのがいいのかも。
ここまで書いといて(既に2時間)弱気になってきましたが、ちょっと思いつきました。
モーショングラフィクには「リプリケーター」というのもありました。
いつもパーティクルばかりで、実はあまり使ったことがないです。
これを試しながら比率系のをやってみます。
今日は結構時間使ってしまってので次回から。
最後に
書きながら思い出しましたが、Macにはプログラミング的なやり方でモーショングラフィックを動かす「Quartz Composer」がありました。
今はXcodeに内包されているソフト。
人生で二度ほど挫折していますが、この企画の流れでやってみるのも面白いのかもと思いました。
それからフト思い出した断捨離で残った数少ない本も引っ張り出してみました。
自然界にある黄金比、昔の芸術品、レトロな手書き時代のポスターなど実例をもとに解説してくれてわかりやすいのと、何より本のレイアウト等デザインも、多分比率にのっとて作られ整然としてとても綺麗でオススメです。
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